困りごとの解決リーダー『CSWを応援しよう!
区民ひろば富士見台に4月から
『コミュニティソーシャルワーカー』が駐在してるって、知ってましたか?
コミュニティソーシャルワーカー(CSW)は豊島区社会福祉協議会で社会福祉士の資格を持つ職員。行政の福祉制度だけでは解決できないような「困りごと」を持つ人を、地域の中で『発見』し、支援の方法を編み出す役割だ。多種類の問題を抱え相談先を迷っていた複合的なケースなども、個別相談に乗り、地域住民や関係機関をつないで連携することで、新たなしくみを作り解決することもある。
基本的に相談は年齢・内容にこだわらず、すべてに対応する。
豊豊島社協では8ブロックに分けて地区担当を割り振っているが、三年前から東池袋・上池袋・北大塚三丁目のブロック1か所でCSW事業を区から受託しモデル実施、今年度は池袋本町・池袋、長崎・南長崎地区の2か所を増やし3か所で実施している。将来は全地区での実施を計画中。
ゴミ屋敷の苦情や認知症の疑い、近隣トラブルなど、近所づきあいのないマンション住民の相談を受けることもあるという。
区民ひろば富士見台に駐在する大竹宏和さんは「制度の狭間で支援を受けられていなかったり、様子を見る眼の届きにくい暮らしをしている方も多いのが実態。まずは多くの地域の方に接して日常の些細な情報も得ることが大切」と語る。また、支援できる可能性のあるボランティアグループや人材がどのように存在しているかを把握するために積極的に交流の機会を広げたいそうだ。そのために今後は区民ひろばで座談会や集合住宅などでの出前学習会も企画する予定という。
「なんでも相談課」のような窓口のCSWに気軽に声を掛けてみよう。