最新号71号が発刊されました

71号特集
5月19日(木)~6月1日(日)第11回 回遊美術館の楽しみ方は…

芸術の街が息を吹き返す!
第11回新池袋モンパルナス
西口まちかど回遊美術館

進化し続ける池袋ランドマーク サンシャインシティ
byみんたん

映画として蘇る池袋モンパルナス
渡邊聡さん

料理のテーマは「一物全体」料理研究家
長尾睦子さん

先進まちづくり事例
あなたの作品を街に飾ろう! 
第1回 まち中つながる展示会

初夏の3つの音楽祭を楽しもう!

などなど盛りだくさん

特集:第11回新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館
芸術の街が息を吹き返す!
知れば知るほど見逃せない
5月19日(木)~6月1日(水)第11回 回遊美術館の楽しみ方は…

今年も池袋に回遊美術館の季節がやってきた。
昨年の10回目から「アツマル・ツナガル・ヒロガル」を合言葉に、若手アーティストが集い刺激しあう場を演出している。
今年もかなりチャレンジングな作品に出会えるはず、そして「池袋モンパルナス」と呼ばれた時代を彷彿させる熱い気持ちになること間違いなしだ。
本号では、主な企画をご紹介、公式パンフレットでは載りきらない、知れば知るほど見逃せない企画の意図や企画者の思い、耳より情報でお伝えしていく。

次世代のスターを育む
日本初の女性アートユニット
イレブンガールズ
アートコレクション
…東武百貨店美術画廊

11回目の回遊美術館にちなんで、11人の女性アーティスト。 
でもこれは決してシャレではありません。日本の美術大学の男女比は今や女性が70%。近い将来、日本美術界を牽引するのは女性の力によると言えます。一方で、「作品収入での経済的な自立」「結婚・出産後の作家としての現場復帰」は、今なお乗り越えるべき課題となっています。 
 女性がアーティストを続けていくことに正面から向き合い、次世代のアーティストたちの憧れとなるようなモデルになる活動をしようとお互いに切磋琢磨しているユニットです。彼女たちは「アートマネジメント」を学習し、3年の活動を目安にユニットを卒業していきます。その間に、個展や百貨店、画廊といった制作発表の場を獲得していくのです。一見、若い女性を集めたイベント的なものに解釈されがちですが、「次世代の現実的な夢の提供」を狙った硬派な集団、つまり現代の「池袋モンパルナス」精神を持った作家たちと言えるのではないでしょうか。(5/19(木)~5/25(水)まで)

今年のテーマは「PLAY」
4×PLAYで池袋をジャック
池袋アートギャザリング2016

「新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館」の特別企画として、アーティスト集団C-DEPOTがプロデュースする「池袋アートギャザリング」。
池袋モンパルナスの精神に賛同したアーティスト達が、設けられたテーマ「PLAY」を独自に解釈し、池袋駅周辺の各会場で展覧会やパフォーマンスを展開します。アートを鑑賞する人々が街を回遊することで各エリアが連結し、更にはアーティストたちが集い相互に影響を与え合うことで、華やかなりし文化と芸術のまち「池袋」を再びよみがえらせることを目指します。

①PLAY × ART
公募で選ばれたアーティストと前回IAGに参加したアーティストたちが池袋に集結。
池袋モンパルナスを継承するアーティストたちによるグループ展。各所で展開される個性溢れる「PLAY」を通して非日常をお楽しみください。
 東京芸術劇場 5F ギャラリー(5/19(木)~5/25(水)まで)
 まちなか会場(お店やショーウインドウなど)(5/19(木)~6/1(水)まで)

②PLAY × KOKESHI
「こけし」ミュージアムの人気や「こけし」雑誌への注目など第三次こけしブームと言われる今、「こけし」に注目が集まっています。
また豊島区は宮城県(こけし発祥の地)の互いの魅力や価値を高めるための「相互交流宣言」を締結して今年で10周年となります。震災の記憶を風化させないこと、そして豊島区と宮城県の双方を繋げる架け橋になる企画です。
★13mの巨大バルーン
 こけしが池袋に降臨
〝花子〟Yotta
 東京芸術劇場 B1 ロワー広場(5/19(木)~6/1(水)まで)

★こけしの顔はめパネル でフォトスポット
こけしをモチーフとするアーティスティックな「こけしの顔はめパネル」を6つの展示会場に設置します。フォトスポットとして楽しんでいただければうれしいです。
設置予定の6カ所を全て回り、顔をはめた写メをWACCA 4階にて開催する「こけしアートコレクション」のスタッフに見せていただくと、オリジナルてぬぐいをプレゼントなどを考えています。
 東武ホープセンター受付など(5/19(木)~6/1(水)まで)

★こけしアート
 コレクション
 宮城県発祥の民芸品「こけし」を題材に8寸の白木こけしをアート制作します。アート作品はチャリティー販売し、売上は経費を除き全て復興支援に寄付いたします。また、宮城県よりこけし職人をお招きしてこけしの絵付けワークショップを開催します。開催日 5/29(日)。詳細は公式サイトをご覧ください。
 WACCA池袋(5/19(木)~6/1(水)まで)

★こけし
 コンテンポラリー
アーティストたちがつくる見たことのない「こけし」アートを展示します。
 東京芸術劇場5F ギャラリー2(5/19(木)~6/1(水)まで)
★こけし
 グラフィカルアート
個性溢れるこけしたちがまちかど店舗を彩ります
 巣鴨信用金庫 池袋支店など(5/19(木)~6/1(水)まで)

③PLAY × LIVE
アーティストたちが屋外でライブペイントやパフォーマンスを行います。彼らのリアルな息づかいに触れてみませんか。

★橋本佐枝子
「Play」とは「五感で感じ、今この瞬間を生きること」。当日は温度、空気感、自分の感覚を感じた上で「人間の五感」からイメージされた街を描きます。

★矢部真知己
白いキャンバスにポツポツと浮かび上がる生きものたち。彼らは自由にキャンバス内を駆け巡る。
鑑賞者は見ていると同時にキャンバス内の生きものたちから見られている。そんな生きもの達の躍動感を描く。 
 池袋西口公園(5月28日(土)、29日(日))

★akari.i©a.i
カラダでPLAY! ニンゲンどうぶつえん ニンゲンすいぞくかん
コンクリートに囲まれた東京に動物園を出現させます。身体という誰もが持っているツールを使って、表現の可能性を広げたいです。
 元池袋史跡公園(5月28日(土) )※雨天の場合、5月29日(日)

★「フクロス」
unciauncia + アオソラ
マスキングテープアート&コスチュームアートパフォーマンス
 メトロポリタンプラザビル1階自由通路(5月20日(土) 、21日(日)、25日(水)パフォーマンス公演 5月29日(日))

④PLAY × MARKET
公園が美大の学園祭のごとくアートマーケットに変身します。

★現役美大生・卒業生に
 よる 池袋アート
 マーケット “iam” 
 現役美大生・卒業生がハンドメイド、デザイン、プロデュース、セレクトしたものを販売するフリマです。
iamはikebukuro art marketの頭文字。十人十色、美大生ならではのセンスあふれる世界をのぞいてみませんか。
 池袋西口公園(5月28日(土)、29日(日)) 

第1回 回遊美術館の
創設者が講演
「あわい(間)としての池袋、
そして池袋モンパルナス」
押見輝男・立教大学名誉教授の特別講演会

2005年、立教大学総長時代に「新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館」を提唱。
押見教授は子供の頃から池袋に通学していました、池袋モンパルナスの世界のすぐ隣を通りながら常に興味を持って垣間見てきた記憶と学問の知を重ねる貴重な講演です。
池袋モンパルナスはなぜ池袋という街で生まれたのか?アトリエ村では、どのような人間関係がはぐくまれていたのか?「ま・あわい(間)」についての社会心理学の視点から、池袋モンパルナスのこころを読み解き、土地の魅力に迫ります。
 東京芸術劇場5Fシンフォニースペース(5月21日(土)要事前申込)
※なおこの講演会は、2016年立教大学×東京芸術劇場連携講座「池袋学」の春季講座のひとつです。
国際劇場空間を彩る
オープンカフェ&マルシェ
&アートフェス
アートフェス「ダイアログ・イケブクロ」

ダイアログは「会話」「話し合いの仕方」 という意味です。
ポストイットという日常に溢れた素材を通じて、道行く人々が参加し易く、対話型パブリックアートで池袋に対する一人一人の思いを集めます。
作品は、ポストイットの色を合わせて豊島区の地図を再現し、マップの周りに、池袋の過去から今に至るまでの写真を左から右へ並べ、ポストイットにメッセージを書きながら池袋の様々な変化を楽しむのと同時に、池袋の「過去」と「現在」をテーマとして表現します。

おすすめ書籍

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溝口禎三 著

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